2013年4月30日火曜日

「ココナラの南さんに色々聞いてみよう@タネマキ」に出席しました!

4/27(土)、WEBサービス「ココナラ」の創業者、南さんのお話をコワーキングスペース「タネマキ」にて聞いてきました!

めちゃくちゃ切れ者、という印象です。一緒に出席していた僕の先輩も「いやぁ、頭のいい人の話を聞くと覚醒するねー。」とっていました。

こちらが発表資料です。

最初のほうに、経歴の説明がありました。
大銀行や投資銀行で名だたる企業の買収や再生にゴリゴリ関わっていたり、オックスフォードのMBAとっていたり、「あっ、雲の上の人の別格すぎる話で、僕のような凡人には参考にならないかもな。」と一瞬思いました。
でも、4時間近くぶっ通しのかなり突っ込んだ話を最後まで聞くと全然そんなことはありませんでした。

学ぶ事大有りでした!

色々お話されていましたが、個人的に真似したいと思った南さんの「姿勢」について2つ挙げます。

1.ビジョンを持つ

南さんは、今まで若者を支援するためのNPO等を設立したりと、社会へのコミットメントをかなりしている印象を受けました。ココナラの「一人ひとりが『自分のストーリー』を生きていく世の中をつくる」というビジョンがあり、その前に挑戦されたヘルスケア系のビジネスのビジョンについても、どこか社会性がある印象がありました。
そのようなビジョンとサービスに一貫性があることが、ココナラがヒットサービスとなった一つの要因だと感じました。
WHY(なぜそれをやるか)というのがしっかりあるからこそ、リーンスタートアップ的な方法(HOW)がうまく回っていったのだと思います。
当然、WHYだけでなく、WHATやHOWについてもしっかりしており、そのバランスが良いから成功しているのでしょう。

2.作る前になんとか検証できないか試行錯誤する


ココナラでは、実際にコーディングして機能を追加する前に、本当に必要か、アンケートやモックや、あるときは、パワーポイントに画面のイメージを模した画等を描いて、ユーザの反応を見て、検証を行ったそうです。自分は、割と「実際にモノを使って貰わなきゃ検証できない」と思うほうだったので、このような細かい努力は目から鱗でした。
どうにかして事前に検証できる方法はないか思考錯誤する、という姿勢は是非とも真似したいですね。

その他印象に残ったキーワードを挙げます。

思いを伝えて欲しい物を言う。」
 →支援を受けるための極意

・「鍵を持っている人が門番の格好をしているわけじゃない。相手を値踏みしない。
 →思わぬ人が思わぬ支援をしてくれたりする。

・「体験を聞いて、意見を聞くな。」
 →人の話を聞くときの極意

文字にしてみるプロセスが大事
 →共同作業の極意?

具体化→抽象→具体化→抽象を繰り返す。
 →なんだっけ?すごく印象に残ったけど忘れてしまったorz

howについては先人に聞け。

・「サービをかたちづくる要素が、一環したストーリーのように調和している。」ことが大事。

・「サービスのビジョンとユーザのセルフゴールをマッチさせようとする視点
 
・「技術には2種類ある。ユーザ行動を変える技術とスピードをあげる技術」


こんな感じでたくさんの胸につきささる名言を残して頂きました。

最近「リーンスタートアップ」という言葉をよく見聞きします。
僕は、従来の経営学の有効性を疑問視していたため、リーンスタートアップについても同じだろうと思って軽視していました。ただ、南さんが書籍の「リーンスタートアップ」をお勧めしていたので、ちょっと勉強してみようという気になりました。

実は、今回話を聞いて、以下のような事を疑問に感じました。
今後、リーンスタートアップ等を読んでいくうちに解消できれば、と思います。

・ビジョンとは何か?

自分にもこんなことがしたい、とか、世の中こうなればいいのに、と思う事はある。
ただ、それをビジョンと呼んでよいものかがわからない。
仮にそれがビジョンでないとするならビジョンはどのように形作るものなのか。
ビジョンを持てることこそ才能なのだろうか!?

・実装しないで検証を行う場合、何を持って検証方法が正しいとするのか?

なるべく実装せずに検証できないか思考錯誤する姿勢は真似しようと思うのだけど、
実際、その検証方法は正しかったのだろうか?という不安をどのように拭うのか。
アンケートやモックアップによるユーザテストでどれほど正確に真実がわかるのか。
ネットワーク効果等、システムが稼動しないとわからない要素もあるのではないか。
そのあたりの、ノウハウがあるなら勉強してみたいです。

以上なり!

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