2012年11月26日月曜日

1時間で決断する方法

何か決められないことがあって、うんうん悩んでいるうちに
休日を丸一日過ごしてしまった経験はないだろうか。

私はそのような事態を防止するために、以下のような考えを
導入している。今のところ、数ヶ月だがうまくいっている。

決断とはソフトウェアである。

悩みというものは思考の怠惰からくる。
まじめに事実を認識して整理すれば決断はできる。

情報が足りないから整理できない、と感じることもあるかもしれない。

でも、そのような場合、一番不足しがちな情報というのは
「自分の感情」なのではないだろうか。

また、事実を整理していって最後に必要になる一番大切な情報は
「自分の感情」だったりする。

そのようなときは、素直に自分の心に聞いてみることだ。
その問いかけは「○○って好き?嫌い?」
といった、原始的で動物的な問いかけになるだろう。

プログラミングを経験した方はわかると思うが、
難しい仕様でも、時間さえあればいつかはプログラミングできるはず。
それと同じで、難しい決断でも時間さえあればいつかは決断できるのだ。

素早く決断できなければ意味がない、と思うかもしれない。
プログラミングでも経験を積めば早くなるのと同じで、
決断も経験を積めば早くなるはず。

なので、丁寧に決断を下す練習を普段からすることが、
重要な決断をする際のスピードを早めることができる。

具体的に私がいつもしている決断を作る(プログラミングする)手順を
紹介する。
(決断というと何か大したもののようだが、ほんの小さな選択も含んでいる。)

1.まず自分が直面している問題をノートの真ん中に書く。
2.マインドマップの要領でそこから連想される事実や感情を記述し
  思考を広げていく。
3.表の形式で一番上にとりうる選択しを並べる。
4.それについて、それぞれのメリットデメリットを下に書き連ねる。
5.そしてそれぞれのメリットデメリットに対して反論してみる。

※この手順については時間がある時にサンプルを提示します。

反論できないメリットデメリットは決断の決め手となる
根拠である可能性が高い。私の場合、それで大体決めてしまう。

全てが反論できてしまう、あるいは全てが反論できない場合は、
どちらでもよい可能性が高い。
(どちらでもよい、というか、やってみないとわからないという可能性もある。)

とはいえ、その場合は、もう悩んでいても仕方がないので、自分の心に
好き嫌いを聞いてみて決断をするしかない。
確かに、このような判断は「賭け」のようなものかもしれない。
しかし、上で全てのメリットデメリットの検討を行ったうえでの決断なので、
結果がどうあれ後で後悔することはない。
われわれにとってみれば、決断を遅らせることの損害の方が大きいから。

このように、決断を何か精神的なもの、と捉えるのではなく、
プログラミングのよう「作業」として捉えることで、
スピーディに、ストレスも小さく行うことができるのではないだろうか。

【まとめ】
・決断はソフトウェアである。
・一つの決断は、マインドマップ一つと、表一つを作成し、
 あとは他者になりかわってそれをあれやこれや評価することで可能。
・プログラミングは「データ」をもとに何かを実現するが、
 決断の場合、この「データ」に置き換わるのが「事実」だ。
 そして 、この事実には「自分の感情」も含まれるが軽視されがち
 だったりする。

※結構抽象的な話になっちゃいました。